奈良市制120周年記念 奈良市美術館再オープン記念展 奈良とベルサイユ~悠久の美を求めて~

 

奈良市は平成30年2月1日に市制120周年を迎えまし

た。これを記念すると共に、平成30年4月24日に再

オープンをする『 奈良市美術館 』のこけら落としの

事業として奈良市と姉妹都市ベルサイユ市の美しい

景観を描いた『奈良百景』と『ベルサイユ百景』の

作品を展示し、二つの都市の持つ普遍的な美を探究

するとともに、その魅力を紹介します。 


上村淳之「奈良豆比古神社の翁舞」

光仁天皇の父施基(志貴)親王などを祭る社。(奈良市奈良阪町)

10月8日夜に行われる翁舞は町内の翁講中により奉納されるもので、国の重要無形民俗文化財(平成12年)に指定されています。

(奈良市観光協会HP引用)

 『奈良百景』とは

 奈良市は、平成10年に市制100周年を迎えるに当

り、その記念事業として「奈良百景」事業に取り

組みました。市民のアンケートをもとに、先人が

守り伝えてきた世界に誇る建造物や風俗・風景を

描き留めようと、奈良市美術家協会及び奈良県美術

人協会の画家に依頼し、平成5年度から4年間にわた

って制作が進められ、平成10年度に100点の作品の完

成を見ることができました。これらの作品は描かれ

た時と空間を切り取ったものであり、以来20年が経

過し、描かれた風景の中には今はもう失われた場所

また変わりつつある場所もあります。「奈良百景」

は美術鑑賞とともにそれぞれの場所に思いを馳せて

いただき、奈良の魅力の再発見できる作品となって

います。

大石良太「陶器店」

 

 

 

 

 『ベルサイユ百景』とは

「ベルサイユ百景」は日本人画家大石良太氏がベルサイユの美しさに魅せられて、その地に移り住み、長年街に出て描き続けた絵画です。ベルサイユも奈良と同じく、古都としての魅力を持ち続けている街であり、その美しさを後世に伝えようとたゆまぬ努力を続けてきた先人の思いを感じながら、作品を見ていただきたいと思います。

大石氏はベルサイユを拠点に長年制作活動を続けられ、その間奈良市との姉妹都市交流の懸け橋として尽力されてきました。文化の違いはあれ、歴史を重んじ、美しい景観を遺そうとする姿には共通の思いがあります。それを、日本人の目で見て絵画に描き遺そうと「ベルサイユ百景」として100点の作品を制作、平成28年にベルサイユ市主催で展覧会を開催されました。大石氏の絵画を通じて、ベルサイユの魅力を味わっていただくとともに、普遍的な美を受け継いでいくことの大切さを共有していただける作品となっています。