鉄道のある風景・奈良 ~明治・大正・昭和への旅~


 明治・大正・昭和の時代は、近代から現代へと大きく社会が動いた時期にあたります。なかでも鉄道との出会いは、今までの交通や流通のあり方、私たちの生活スタイル全般に革命的ともいえる変化をもたらしました。
 奈良においても明治23(1890)年、大阪鉄道(後に関西鉄道に合併、国有化)によって初めて王寺-奈良間(現:JR)を汽車が走りました。大正3(1914)年には生駒山トンネル掘削という難工事を経て、大阪と奈良を最短距離で結ぶ路線が開通し、大阪電気軌道(現:近鉄)が営業を始めました。その他、いくつかの私鉄会社が設立されて路線網を整備し、一方で会社同士の吸収合併を繰り返して今に至っています。
 鉄道網の発達とともに町や人々の暮らしは大きく変わり、観光名所としての奈良の発展も鉄道の存在抜きに語ることができません。 本展は、近鉄奈良線開業100周年を機として、奈良県内を走った鉄道の諸相を紹介します。
 “クルマ時代”が成熟し、リニア新幹線が現実のものになろうとしている今、鉄道への関心はかえって高まり、旅やウォッチング、写真などで自分流に鉄道を楽しむファンが増えているようです。
 明治から昭和にかけての写真や時刻表、沿線のパンフレット、地図、切符など多彩な資料を通じて、移り変わる町や人々の姿を知り、近代化の象徴としての鉄道に寄せる熱い思いを感じとっていただければ幸いです。

 

会  期 : 平成26年8月7日(木)~17日(日)
開館時間 : 午前10時~午後5時30分
         (入館は午後5時まで)
休 館 日 : 8月11日(月)
観 覧 料 : 一般 300円
      (16歳未満・高校生・奈良市在住の70歳以上
       の方・障がい者[要手帳]と介護者の方は
       無料)
作品解説 : 8月9日(土)・16日(土)
        各日とも午後2時~(当館学芸員)

 

お問い合わせ
 奈良市美術館(〒630-8012二条大路南1丁目3番1号 
         イトーヨーカドー奈良店5階)
         TEL0742-30-1510
         FAX0742-35-7160